デマンド警報を、メール通知や電話呼び出しで知らせると同時にグラフをスナップショットとしてpng画像を保持する機能を追加した。png画像はWeb画面からいつでもダウンロードすることが出来る。
それ以外にも太陽光発電グラフの場合は一日一回グラフをpng画像として保持する。この画像保存は自動処理で行われる。ちょっとした機能だが案外役立つかもしれない。
電力消費量(1分デマンド)
パワコン単位発電グラフ(5分単位計測)
電気の「見える化」で我慢の節電ではなく楽々節電活動を!
ODMSは、電気の使用量を1分単位でグラフ表示して可視化するシステムです。これは近年「電気の見える化」と呼ばれることが多いのですが「電気の見える化」と呼ばれるためには少なくとも次の3つの条件を備えていなければならないと考えています。
1.リアルタイム(1分単位)でグラフ表示
2.デマンド予測(30分単位)をして、使い過ぎに警告を出す
3.モバイル端末などで、いつでもどこでも見える
もちろんこの他にもグラフの見やすさとか様々な要素はあるわけですが、いずれにしても1分単位のデータでないとそれは非常に使い勝手の悪いものになってしまいます。
私たちの研究およびご提案
私たちの提案は次の図の説明から始めます。図をちらっとみてピンと来た方は、(そうでない方も)どうぞ先をお読みください。すでに日本でもDR(デマンドレスポンス)によるビジネスが始まっています。新電力としてこのデマンドレスポンスの事業に参入しているところはまだ少ないようですが、デマンドレスポンスこそは「電力システム改革」のキー概念の一つです。日本でも電力システム改革の波は着実に押し寄せて来ています。デマンドレスポンスとは何でしょうか?新電力にとってこのビジネスの何が重要なのでしょうか?
このビジネスに参入するにはデマンドを正確にモニタリングしコントロールしなければなりません。しかしこのデマンドを正確にモニタリングすることがこれからの電力ビジネスにとって要(かなめ)中の要なのです。(下記の図は今夏の北海道電力のアグリゲーター募集にあったものをほとんどそのまま模倣しました。)
今夏も電力供給がひっ迫していた北海道電力と九州電力がアグリゲーターを募集して電力のピークをしのぎました。(北海道電力のデマンドアグリゲーター募集)電力需要のピーク時において、デマンドレスポンスによる需要抑制ほど確実な方法はありません。考えてみて下さい。もしこのアグリゲーターに契約している需要家が普段通りの電力対応だったとしたら、逆に電力のピークを押し上げる方向に行動していたかも知れません。それが通常のデマンドよりも引き下げる方向で行動してくれるのですから。
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