Demand Recorder よくある質問 Q&A

地区の説明会や毎日の電話でよく出る質問をまとめました。
内容はSDDR-001Eに関するものです。

Q1. データの転送はどうやるのですか?

SDカードを使います。デマンドレコーダで測定した電力データはSDカードに記録されます。このSDカードをパソコンに差し込むだけです。

Q2. パソコンにSDカードを差し込むスロットがないのですが。

パソコンショップや家電量販店で、USB-SD変換アダプタをお求め下さい。1,000~2,000円くらいで手に入ります。

Q3. どんなグラフが作成できるのですか?

測定日から最大70日間のデマンド値(最大電力)月間推移を表示することができます。また指定した日にちのデマンド(最大電力)終日推移も表示できます。画像をクリックすると拡大できます。

デマンドグラフ

画像をクリックすると拡大できます

 

 

Q4, デマンド警報はでますか?またデマンドコントロールはできますか?

本機はデマンドの記録に特化した装置(レコーダ)なので、警報を出すことやデマンドコントロールをすることはできません。様々なご要望は本機の実績をもとに今後開発する予定です。

Q5. 電池でデマンドレコーダを動かしたいのですが。

摂氏20℃の環境下であれば、単1マンガン電池4本で1ヶ月、単1アルカリ電池4本なら2ヵ月以上動作します。単2アルカリ電池4本では1ヶ月以上動作します。コミュニティーエネルギー研究所に別売りの電池ボックスがあります。画像をクリックすると拡大できます。

デマンド電池ボックス

画像をクリックすると拡大できます
Q6. デマンドレコーダを1号柱に取り付けたいのですが。

別売りの取付用ボックスがあります。中には電池ホルダが付いているので電源の心配もありません。もちろんACアダプタも使えます。画像をクリックすると拡大できます。

1号柱ボックス

 

 

 

 

 

Q7. デマンドレコーダにカレンダー機能はついていますか?

ついていません。グラフテンプレートに記録開始時刻を記入して計算する方式なのでカレンダー機能は必要ありません。測定結果も、毎時0分と30分で集計するので電力会社と同じ値になります。

Q8, 例えば16:10で測定開始したら16:10~16:30の記録はどういう扱いになりますか?

20分間の集計データとして処理され、その結果が各グラフに反映されます。

Q9. 測定中に停電があったら測定したデータはどうなりますか?

復電しても自動で測定再開はしませんが、停電するまでのデータはSDカードに残ります。別売りで簡易UPSを用意してあります。このデマンドUPSを使用すれば停電しても 10時間は動き続けます。画像をクリックすると拡大できます 。

デマンドUPS

画像をクリックすると拡大できます

 

 

 

 

 

Q10. 東電メータの時間とずれる事はありませんか?

東京電力のメータには30分毎の時限パルス出力がないので、デマンドレコーダとの同期動作はできません。 従ってどのメーカーのデマンドレコーダでも時間のずれは生じます。
コミュニティーエネルギー研究所のデマンドレコーダSDDR-001Eは通常1~2ヶ月でSDカードを交換します。再スタートの時に必ずMODEスイッチを押すので、それが時刻調整になっています。

 

Q11. デマンド値の誤差はどのくらいですか?

デマンドレコーダを動かしているマイコンのクロック周波数誤差は0.007%以内です。これがそのままデマンド値の誤差になります。

Q12. デマンドレコーダでは温度を測っていますか??

測っていません。

Q13. どんな容量のSDカードが使えるのですか??

2G以下のものであればどの容量のSDカードでも使えます。扱うデータ量が少ないのでどのSDカードでも容量は充分です。マイクロSDでもアダプタがあれば使えます。

Q14. フォーマットしたSDカードが使えないのですが。?

SDカードのフォーマットには種類があり、FAT32では使えません。FAT16あるいはFATでフォーマットして下さい。

Q15. パルスセンサがゆるんだり、コネクタを外したりした場合焼損しませんか??

パルス電流が20mA程度なのでCTが発熱することはありません。

Q16. 予備のパルスセンサはコミュニティーエネルギー研究所で販売していますか??

していません。太陽工業でお求め下さい。電話 042-631-1816

Q17. 1セット購入したいが何が必要ですか?

以下の一式で販売していますのですぐにデマンド測定ができます。(ACアダプタ1台 パルスセンサ1個、SDカード1枚(グラフテンプレート、模擬データ入り)取り扱い説明書、グラフテンプレートの使い方、パルス提供申込書、パルス検出用電線)

Q18. パルス提供申し込みのやり方がわかりません。

とても簡単です。申込書は控えを含めて2枚あり、2枚とも担当部署に送ります。
需要場所、お客様番号、パルス提供希望日、契約種別、契約電力、現場立会人を記入、テレメータ設備内容は記録のみにチェックマークを付けます。そしてお客様の印をいただきます。
パルス提供希望日に作業員がくるので こちらはパルス検出の電線を用意しておきます。
作業員はメータのカバーを外し電線を取り付けてくれますが、外に出す長さはこちらで指示します。
なお東京電力(株)の作業は全て無料です。

Q19. パルスがうまく検出できないのですが。

パルスセンサをパチンとしっかりはまるようにして電線に取り付けて下さい。画像をクリックすると拡大できます。

Q20. 東電メータの最大値とデマンドレコーダの最大値が合わないのですが。

原因は二つあります。たとえば右の図のような期間でデマンドを測定したケースを例として挙げます。この場合、電力会社は4月6日の計量確定日に、過去1カ月のデータを基に最大電力を算出します。最大値が3月6日~9日に出た場合、デマンドレコーダでは測定していないのでデータは残りません。

もうひとつの原因として時計のずれがあります。
極端な例ですが毎朝9時から30分間だけ300kwの電気を使う事業所があるとします。そしてデマンドレコーダのスタート時刻を9時ちょうどとします。

電力会社のメータは時報のように正確ではありません。仮に電力会社のメータとデマンドレコーダの測定時間が2分ずれているとすると、この極端なケースの場合、最大電力が15分の1減ってしまいます。ただし平均的に電力を使う事業所ではこのような誤差は起きません。