オンライン・デマンドモニタリングシステムの、よくある質問についてお答えします。
Q1.ODMSはインターネット回線を使うので通信コストがかからないのは理解できるのですが、接続が難しくないですか?
基本的には難しいことはありません。自分のノートパソコンをインターネットに接続するのと変わりません。節電に関心の高い会社が自ら設置するケースではほとんど例外なく自分で設置しています。
ですから、電気管理技術者がお客様に依頼されてODMSを接続する場合でも、まず自分が持参したノートパソコンで客先のネットワークからインターネットに接続できるかどうか確認します。接続出来たらそれと同じことをODMSにするだけです。
Q2.電気管理技術者が客先に設置に行く場合事前に用意して行くものはなんですか?
お客様から「ネットワークのIPアドレス設定情報」を聞いて置きます。
1.DHCP接続か固定IP接続か
2.ルータ等で、特別なセキュリティの「IP」「ポート」「マックアドレス」のフィルタリングがあるかどうか
※ODMSでは外部にping 、FTP(標準ポート) を使います。ping、ftpが禁止されている環境では使用できません。
※マックアドレスはネットワーク管理者にマックアドレスを登録してもらうことによってネットワーク接続が可能になります。
※固定IPアドレスの設定に必要なのは次の4項目です。
IP 192.168.0.114
ネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ 192.168.0.1
DNS 192.168.0.1
この192.から始まるデータは会社によって異なります。
以上の内容を事前に確かめ置くと良いでしょう。お客様がDHCP接続で通常のフィルタリングのみならばODMSはそのまま接続するだけで繋がるはずです。
IPアドレスが固定IPならばODMS本体に固定IPを設定しなければなりません。ODMSには事前に固定IPを設定をしておきましょう。(ODMSに固定IPを接続する方法はODMSネットワーク接続マニュアルを参照してください)
持参するものとしては、ノート型パソコンが必要です。ノート型パソコンにはODMSに付ける無線子機のドライバーを事前にインストールしておくと良いでしょう。こうすることで無線LAN親機(無線ハブとして利用)と通信させて通信状態を確認することが可能です。ノート型パソコンでインターネットに接続出来るかどうか確認して、その通りの設定をODMSに設定すればODMSは稼働を始めることが出来ます。
PLANEX GW-USHyper300(無線LAN子機)パソコン用ドライバ
http://www.planex.co.jp/cgi-bin/download/download.pl
Q3.https://192.168.11.100:10000/ でパソコンからODMSに接続できません。
ODMSにhttps://192.168.11.10000/ に接続するためには、自分のパソコンの設定を固定IPにして、192.168.11.2 とかにしなければ繋がりません。
固定IP 192.168.11.2
ネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ 192.168.11.1
DNS 192.168.11.1
に設定して試してみてください。
Q4.電波の届きにくいところでは何か対策があるのですか?
無線LAN親機には専用の拡張アンテナを付けることが可能です。(実勢価格5000円程度)無線LAN子機にはループアンテナを付けることが可能です。
どうしても障害物がある場合など無線LANが難しい場合もあります。その場合には、一つはPLC接続を試してみることも可能です。実勢価格(14000円程度)
また、高耐用&屋外用のLANケーブルを使って配線することも一つの方法です。屋外用のLANケーブルの価格は屋内用のLANケーブルとさほど変わりません。
ELECOM
http://www2.elecom.co.jp/cable/lan/ld-vapf/
価格は、アマゾンだと30mLANケーブルで3442円で売られていた。
Q5.設定画面の「警報スタート」とは何ですか?
デマンド値は30分単位で計測されます。計測が開始してから一分経った状態でも、その時点で過去15分の傾向から警報は出されはじめますが、まだスタートした時点なので警報は10分なり15分なりしてから出すという設定も可能です。警報はうるさくなくなりますが、その分節電の行動出来る時間は少なくなってしまいます。
Q6.デマンド警報にレベル設定はありますか?
ありません。デマンド警報の設定をそのように複雑にしても通常の人間の理解を超えてしまいます。人間は電気にばかり関わっていられません。
Q7.ODMSには付属のソフトはありますか?
専用のソフトをインストールする必要はありません。グラフ表示や設定などはインターネットのWeb画面から行いますので、インターネットに接続できる環境とブラウザだけが必要です。パソコンにソフトをどんどんインストールしている内に、だんだんパソコンは重くなり起動するまでの時間が極端に長くなってしまったというい経験は誰もがしていることでしょう。それは目に見えないコストです。
Q8.デマンド監視の画面がどのようなものかイメージがつかめません。
メールでお問合わせいただければ、弊社がODMSで実際にデマンド監視している画面に直接アクセスして確かめることも可能です。IDをメールでお知らせします。
Q9.他社の製品と比較して安すぎて心配です。
あなたは心配性過ぎます。桁違いの価格差で心配するのも無理からぬことですが、弊社はデマンド監視装置をもっと普及させたいのです。